見えた1000店舗への道筋
若年層獲得策として、今年4月から「無限ニンニクホルモン串」というメニューも発売した。特製のニンニク醤油だれに漬け込んだ牛ホルモンの串カツで、ボリュームは通常の串カツよりも小ぶりだが、1本55円(以下すべて税込み)とかなりリーズナブルだ。
その反響で20代や1人客が少しずつ増えている。一方、18時までに入店すると一杯99円でサワーやハイボールが飲める「ハッピーアワー」には、高齢客が多く訪れている。

客層が広いということは、出店場所の候補も広いということだ。もともと店舗の多い住宅街はもちろん、駅前にも、ショッピングモールにも出店できる。「だから目標の1000店舗を目指せる可能性は十分ある」と強い口調で坂本社長は言い切った。
2025年11月期の出店計画は直営30店舗、FC15店舗。退店予定11店舗を差し引くと34店舗が増加予定だ。
「特にショッピングモールはファミリー層に人気で、出す店出す店、非常に好調なので増やしていきたい。禁煙化から7年をかけてファミリーのお客様の心を掴んだからこそ、ショッピングセンターにも躊躇なく出せるようになりました」(坂本氏)

出店場所の選定基準は、驚くことに、「串カツ田中の店舗が近くにないこと」だけだという。他の串カツチェーンは観光客が中心となっており、バッティングしないというのがその理由だ。「乗降客数4万~5万人に1店舗」を基準に出店している。
「和歌山と鳥取県にまだ出店できていないので、そこが出せると47都道府県制覇できます。まだまだ地方に出し切れてないので、東北、九州、四国、中国地方など、さまざまなエリアに出店していきたいですね」(坂本氏)

その地域の子供たちも、いつか筆者の息子のように「ディズニーランドより串カツ田中に行きたい」とねだる日が来るのかもしれない。
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