「330店舗超で顧客満足度を競い合う社内リーグ」「半年ごとに成績で入れ替え」 串カツ田中流「自分で考えるバイト」を生む組織づくりが凄すぎた

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この制度の真の狙いは金銭的インセンティブではない。「串カツを極め 一人でも多くの笑顔を生む」という企業理念を体現するためと、「技術向上への誇り」「成長実感」を提供することだ。

串カツ田中
「串カツ検定」の審査の様子(写真提供:串カツ田中)

多角的なモチベーション設計

ほかにも、アルバイトのモチベーション向上のための制度は用意されている。

たとえば、「PA(パート・アルバイト)評価制度」。適正テストを経てレギュラー、ブロンズ、シルバー、ゴールドとランクが上がり、それに応じて時給が上がる。また、客が食事中、「このスタッフを応援したいな」と感じたアルバイトに、スマートフォンで投げ銭(エール)が出来るユニークな制度もある。

さらには、串カツ田中が認めた接客の達人を「看板スタッフ」にする制度もある。各店から推薦されたアルバイトスタッフが、書類審査や普段の営業状態の確認、勉強会を経て審査され、最終的に数名が「看板スタッフ」と認定されるというものだ。選ばれたスタッフには認定証と、看板スタッフ専用のユニフォームが贈られる。

これらの制度に共通するのは、「承認欲求」を多角的に満たす設計だ。

金銭的報酬だけでなく、同僚からの称賛、顧客からの直接評価、会社からの公式認定など、さまざまな角度から「認められる喜び」を提供している。

串カツ田中
「看板スタッフ」だけが着ることを許されたユニフォーム(写真提供:串カツ田中)
3.リファラル採用

人材獲得においても、串カツ田中は独自の手法を取る。それが「リファラル採用」だ。ただし、一般的なリファラル採用(社員の紹介による採用)とは異なる。

串カツ田中の場合、シルバーやゴールドランクのスタッフ、看板スタッフ、エリアマネージャーが推薦するアルバイトに対して正社員化を促すシステムだ。

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