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元小学校教師が推奨!子育てに悩んでいる人が知るべき「日記のつけ方」 客観的に「自分と作戦会議する」ことが解決の糸口になる?

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  • 上村 公亮 特定非営利活動法人この子キャリア応援団団長
  • 鎌田 和宏 帝京大学教育学部教授、放送大学客員教授
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子どものとらえ方が変わると、子どもへの接し方が変わるので、子ども自身も変わっていく可能性が高くなります。

子どもをより深く観察し、親の行動につなげられる

*子どもをよく観察するようになる

子どもは親に関心を持ってもらいたいと思っています。

そうはいっても、親にも生活があり、子どものことばかり考えていられないという現実もあります。

それでも、「おやおや日記」を書くために1日5分でも10分でも、あるいは日記を書く時間と場所を決めておき、子どものことに向き合う時間があるのとないのとでは大違いです。

「おやおや日記」を広げても、「今日は何があったっけ?」と何も思い浮かばないなら、子どもをあまり見ていないことになります。そんなときでも自分を責めないでください。「明日は見よう」と、そこから子どもの言動を観察するようになれば、それが「この子理解」へとつながります。

お子さんの表情が暗くて「元気がなさそうだな」と感じたり、「最近、学校の話題がないな」と気づいたり、お子さんが問題を抱えていることが見えてくるかもしれません。

また、初めて一人で学校に行く準備ができた、何も言わなくてもお手伝いするようになったなど、小さな変化に気づけるようになるので、子どもへの声かけも増えていくでしょう。

理解できなくても、わかろうとする姿勢が大切なのです。

*親の行動が変わる

「おやおや日記」を書いているうちに、「自分は毎日怒ってばかりいる」「子どもの話を全然聞いてあげていない」と気づく方もいらっしゃいます。

毎日のように「今日はこんなことで怒った」「あんなことで叱った」と書いていたら、さすがに「これは怒りすぎかも」と悟るので、気を付けるようになります。

自分で気づかないと、なかなか行動や考え方は変えられないものです。日記で言語化するから、自分の行動が客観的に見えるようになるのだと思います。

*自分自身との作戦会議ができる

親御さんから、よく「もうどうしたらいいのかわからない」という悲痛な嘆きを耳にします。

『不登校児ゼロ教師が伝える 親子の幸せな関係と居場所をつくる「子ども日記」』(かんき出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

子育てで壁にぶつかり、出口の見えない迷路に入ってしまったとき。友人やSNSから体験談を聞くことはできるかもしれませんが、それが自分に当てはまるとは限りません。

そんなとき、日記で自問自答するうちに、「このまま止まっていてもいいのかな?」「どうすれば解決できるだろう?」と考えるようになります。

そうやって自分自身との作戦会議をできるのが「おやおや日記」の効果の一つ。

頭の中で悶々と悩んでいるだけでは、なかなかネクストプランを考えるところまでいかないものですが、日記で思いを吐露するうちに、問題を俯瞰して見られるようになるのかもしれません。

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