元小学校教師が推奨!子育てに悩んでいる人が知るべき「日記のつけ方」 客観的に「自分と作戦会議する」ことが解決の糸口になる?

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そして、自分のどんな感情も認め、許してあげてほしいです。

日記は1日に1ページでも、数行でも、書くことが多い日は数ページにわたって書いてもかまいません。

ノートに書くと、自分も子どもも客観視できる

「おやおや日記」を続けると、皆さん自身に次のような変化が起きてきます。

*親が自分自身を客観的に見られるようになる

スタンフォード大学のオンラインハイスクールの星友啓校長のセミナーに参加した際に、子ども日記の取り組みについてお話ししたら、「日本人は感情に流されて子育てする人が多いから、事実と感情を分けて書く日記は素晴らしいですね」とお褒めの言葉をいただきました。

事実と感情を切り分けることで、自分自身を客観的に見られるようになるのだと思います。

たとえば、「うちの子は習い事をしても全然ダメ。何もうまくならない」と感じているとします。これはどこまでが事実で、どこからが感情なのでしょう。

「何もうまくならない」と感じていても、本当にそうなのか。実際には上達するまでに時間がかかっているだけで、始めたばかりのころよりうまくなっているのかもしれません。

そうであるなら、「うまくなっていない」と感じてしまうのはなぜなのか。

それは子どもではなく自分のとらえ方の問題なのだと気づいたときから、子どもへの接し方が変わっていきます。

*子どものとらえ方が変わる

「うちの子は明るい」「うちの子はおとなしい」のように、親は無意識に子どもをバイアスメガネを通して見ています。それが行きすぎると、「うちの子はおとなしくて友達の言いなりになっているから、イライラする」など、子どもを否定することになりかねません。

前述したように、日記を書いて客観的に見られるようになると、「おとなしいから言いなりになっていると思っていたけど、相手を傷つけたくないと考えているようだ。ムリに変えなくていいのかも?」のようにとらえ方が変わっていきます。バイアスがなくなっていくのです。

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