「たかが」と侮っていると認知症につながることも…《こむら返り》を"片足30秒"で防ぐ驚きの方法

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縮小

まず人間の体は、骨に沿う「骨格筋」を伸び縮みさせることで姿勢を保ったり、動いたりしています。普段「筋肉」と呼ばれているのは、この骨格筋のことです。例えば、立っている状態からゆっくり座るときに、太ももの前側の大腿四頭筋がじわっと伸び、太ももの裏側のハムストリングスは「縮む」ことになります。

そしてすべての筋肉には、その伸び縮みをコントロールする「筋紡錘(きんぼうすい)」 と 「腱紡錘」というセンサーが備わっています。筋紡錘は、筋肉の中にあり、筋肉の伸びすぎを感知するセンサー。「おっ、今、伸びすぎているぞ!」と筋紡錘が脊髄に知らせると、脊髄が「縮め!」と指令を出し、筋肉がギュッと縮みます。

一方、腱紡錘は筋肉と腱との間にあり、伸びすぎも縮みすぎも、両方感知します。そして、「縮みすぎているよ!」と脊髄に伝えると、脊髄から「伸ばせ!」という指令が出て、筋肉がゆるみます。

これが、筋肉の伸縮のメカニズムであり、この仕組みのおかげで、私たちは無意識のうちに力を入れたり抜いたりしながら、スムーズに動けているのです。

(出所:『足の名医がついにたどりついた こむら返りと手足のつりリセット法』より)

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

こむら返りの正体は「筋細胞からのSOS」だった!

では、もし腱紡錘が、加齢や疲労、そのほかのさまざまな理由で誤作動を起こし、「縮みすぎているよ!」という信号を脊髄に送らなかったらどうなるでしょう? 正解は、「筋肉はどこまでも縮もうとする」です。

筋肉がギュッと縮むと、血管まで圧迫されて血流が悪くなります。血流が悪くなると、筋紡錘への血流も低下するため、さらに誤作動が生じやすくなります。

血流の低下により筋肉に必要な酸素が届かなくなり、プロスタグランジンと呼ばれる物質をはじめ、細胞が「助けて!」と「異常事態を知らせる物質」をどんどん出します。

もうおわかりでしょう。この物質が鋭い痛みの原因であり、これこそが、こむら返りの正体なのです!

次ページイラストで見てみると…
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