生成AIの回答精度を高める秘訣は「記号と変数」にアリ!思い通りの答えを引き出す「プロンプト」の書き方を徹底解説

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では、具体的な記号の使い方をみていきましょう。

利用する記号については明確な文法が定められているわけではないため、使用する記号に正解はなく、意図した通りに動作すれば十分です。一般的には、以下に示す「'''」「-」「*」を使用したプロンプトがよく知られています。

よく使われる記号や変数の例
よく使われる記号や変数の例(画像:『この一冊で全部わかる ChatGPT & Copilotの教科書』より)

先ほど紹介したプロンプト例を用いて、具体的な利用方法をみていきましょう。

まず、ここでは#を、項目名を意味する記号として利用しています。項目名は自由に設定して構いません。項目ごとにさまざまな条件や注意点、内容を記述することで、指示内容が整理でき、指示が明確になります。

さらに、プログラミング言語で変数を扱うときによく利用される{}(波かっこ)を用いて、変数参照を行っています。「#で始まる項目に含まれる指示内容全体」を指し示したい場合は、項目名を{}で囲うことで表現するのです。例にあるように、{#入力}や{#出力形式}のように囲うことで、#入力や#出力形式の内容全体を指せます。ChatGPTはプログラミング言語も学習しているため、{}を、変数を表す記号だと解釈しているためです。

なお、[](角かっこ)も多くのプログラミング言語において、変数や配列を定義する記号として利用されているため、{}を[]に変えても正しく動作し、同じような出力結果が得られます。

具体例①:要点を箇条書きで出力する

イラスト
箇条書きで要約する(画像:『この一冊で全部わかる ChatGPT & Copilotの教科書』より)
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