「ホントの秋葉原の住み方」を”秋葉原に住むことをテーマ”にした同人誌『秋葉に住む』を21年書き続ける達人に聞く
だが、2001年に最初のメイド喫茶・キュアメイドカフェができた。
しげの「2004~5年ぐらいからメイド喫茶が増え始め、勢いは2010年代前半まで続きます。多くのメイド喫茶は22時ごろまで営業していました」
さらに、2005年にできたヨドバシカメラも22時まで営業している。そうして2010年ごろには、秋葉原に夜営業する店が増えていたという。
2005年、秋葉原を大きく変えたモノ3つ
しげの「特に2005年の、
・つくばエクスプレス(2005年8月開業)
・ヨドバシカメラAkiba(2005年9月オープン)
この3つが秋葉原を変えました。『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)にも2004年、2005年と立て続けに取り上げられましたし、秋葉原が話題の街だった時期なんですね」
さらに2000年代前半ごろにはゲーム・アニメ関連の店舗が増え、2010年ごろからアイドルが流行ったという。
しげの「AKB48が『会いに行けるアイドル』と売り出したのは大きくて、アイドルグループのための小さいライブハウスが数多くでき、今もファンが多く来ています」
秋葉原から羽ばたいたアイドルグループとしては『でんぱ組.inc』などが知られている。

しげの「あとはコンセプトカフェが2000年代後半から出始めたんですよね。従来型の『シスター』『魔法学院』などといった明確なコンセプトをもったカフェに加え、今ではあまりコンセプトのない『コンカフェ』も増えました。深夜営業の店もあります」
ここ5年ほどで急伸したのはトレーディングカードショップだという。
しげの「水回りも不要で、商売しやすいですから。カードの偽物を見分ける技術は必要ですが」
