「外国人転売ヤーだけが得をした」「買えない子どもが泣いてた」などの声も…。マクドナルド「転売対策せず批判殺到」の深い学び

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マクドナルドの店舗
ポケモンカード付きハッピーセットの転売問題に、「企業の社会的責任」等の観点から迫る(写真:ponta2012/PIXTA)
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マクドナルドで2025年8月9日から11日までの3日間で販売予定だった「ポケモンカード付きハッピーセット」が、9日早々に各地の店舗から姿を消して波紋を広げている。

買いたい人が初日に買ったから……ではなく、いわゆる転売ヤーたちの行動が原因だ。

そして、転売ヤーへの批判を経て、現在ではマクドナルドへの批判が巻き起こっている。

抑止策を講じたものの…転売や食品の廃棄が相次いだ

今回の商品について、マクドナルドではフリマアプリのメルカリと連携し転売抑止をはかり、さらに一人5セットまでの購入と制限し、また食べ残す量を注文しないように良心に訴えてはいた。

しかし、結果としては大量の転売と、食品の無断廃棄などが見られた。

継続反復する転売を営むケースでは古物商許可が必要だ。ただし、転売は法律上、かならずしも禁止されているわけではない。ただ、地域社会との共生や、フードロス低減をPRしていた同社が、食品廃棄の動機を与えてしまった事実に批判が殺到した。純粋なファンの需要を満たせなかっただけではなく、苦情を受けてしまったかっこうだ。

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