
なぜ九州は関東の2倍売れるのか
ビーフンの自動販売機拡大のためには、「その地域にビーフンの食文化があるか」を見極める必要があるという。なぜなら、ビーフンを食べる習慣は、エリアによって有無が大きく異なるからだ。
実はビーフンが最も食べられる地域は九州だという。そこには、ビーフンの歴史が関係している。少しだけ遡ろう。
ビーフンの起源は、紀元前220年頃、秦の始皇帝が中国統一を成し遂げたころの中国南部。そしてビーフンが日本に伝来したのは、明治36年(1903年)に大阪で行われた、「第五回内国勧業博覧会」だと言われている。台湾の風土を紹介する施設で、ビーフンの製造方法やその特徴が詳しく紹介されたのだ。併設された飲食店でも、日本人の口に合わせたアレンジを施したビーフンが評判を呼んだ。

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