先行する「PayPay」「d払い」と後発の「楽天ペイ」が熱い火花、1日100円程度の《熱中症保険》に決済アプリ各社が熱を上げるワケ

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熱中症のほけん
楽天ペイで提供されている「熱中症のほけん」サービス(写真:筆者撮影)

連日の猛暑により、多くの都道府県で熱中症警戒アラートが発表されることが常態化している日本列島。熱中症による救急搬送者数も増えていることから、その対策として短期保険に加入する人が増えているという。

とくに注目されているのが、日常的に使っている人も多い決済アプリ経由で手軽に加入できるタイプだ。

先行するPayPayは4年で38万件の加入

「PayPay」アプリ内の「PayPayほけん」は、今年度の「熱中症お見舞い金」のサービスを4月22日に提供開始。7月29日には加入件数が、昨年度の合計加入件数である13.2万件を、3カ月も前倒しで突破したことを公式サイトで発表した。昨年度の同時期と比較して、今年度の加入ペースは約1.2倍で増加しているそうだ。累計の加入件数はサービス開始から約4年で38万件に及ぶ。

PayPayの「熱中症お見舞い金」サービス
PayPayの「熱中症お見舞い金」サービスはPayPayアプリのメニューから申し込める(画像:筆者撮影)

PayPayほけんの熱中症お見舞い金の保険期間は、1日間から7日間の範囲で選択できる「期間選択型」と、1カ月から6カ月の範囲で選択できる「月額型」を用意。保険料は1日100円から。熱中症の治療をしたときや、熱中症によって1泊2日以上の入院をした際に保険金が支払われる。

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