先行する「PayPay」「d払い」と後発の「楽天ペイ」が熱い火花、1日100円程度の《熱中症保険》に決済アプリ各社が熱を上げるワケ
また、NTTドコモの決済アプリ「d払い」では、昨年から「ドコモの熱中症お見舞金保険」を提供。今年度は4月16日にサービスを再開しており、保険料は1日80円からとなっている。「おてがる」「基本」「しっかり」という3つのプランから選べて、熱中症の治療費や1泊2日以上の入院費、救急搬送費を補償してもらえる。

これに続く形で、「楽天ペイ」アプリでは7月17日から「熱中症のほけん」の提供を開始。保険期間は日単位と月単位から選ぶことができ、1日100円から申し込める。保険金は熱中症診断時に治療をしたり、1泊2日以上の入院をした時に支払われる。
いつもの決済アプリからシームレスに申し込み
いずれも普段使い慣れた決済アプリでサービスが提供されており、保険料の支払いも決済アプリで完結することから、思いついたときにその場で加入できる。1日単位で加入できるので、例えばスポーツイベントに参加する前に申し込んだり、子どもの部活動や野外活動に備えることもできる。
これらのサービスが従来のものと異なる点は、別のサイトに移動したり、新たにブラウザを立ち上げるといった煩わしい動作を行うことなく、すべてを決済アプリ内でシームレスに完結できるところ。ユーザーは決済アプリ内の1つのコンテンツにアクセスしたように感じているものの、実際には別のサイトに遷移している。

例えば楽天ペイアプリの場合、「熱中症のほけん」のアイコンをクリックすると、システムの裏側で楽天少短(楽天少額短期保険)のサイトに遷移。最短5回のタップで手続きが完了する。また、契約内容の確認や保険の請求手続きなどは、楽天ペイアプリから行うことができる。
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