夜間のエアコンより安く抑えるには?冷蔵庫の側面に予定表貼るのはNG?――1円でも安く!! エアコン・冷蔵庫「節電」のウソ・ホント

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●中国メーカーのエアコンは省エネ性や性能が悪い?

→ウソ:12畳用までのエアコンなら中国製でも問題なし

家電量販店に行くとHisenseやHaier、美的集団(Midea)などの中国メーカーのエアコンを目にするようになりました。しかし「中国製」と聞くと、どうしても手を出しにくいという方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、12畳以下用のエアコンであれば、国産とほぼ変わらない性能と省エネ性なので問題ありません。

メーカーによっては、中国国内向けと日本向けでは生産ラインを変え、熟練工が組み立てるなどしています。最終的な品質管理は、日本法人や各店舗のバイヤーが責任を持って管理・販売しているので、アフターケアが問題になることもありません。

ただし14畳以上のエアコンは、半導体の性能などが異なるため、日本メーカー製をおすすめします。そもそも中国メーカーは大きな部屋向けのエアコンを販売していないことが多いようです。

エアコンのカビ放置で、意外な出費

●エアコンの吹き出し口にある黒い染みは放置してOK?

→ウソ:すぐにでもエアコン清掃を依頼しましょう

エアコンの吹き出し口をよく見ると、黒い数ミリの点々が付着している場合があります。これは結露した水分に黒カビが付着し、繁殖している状態です。

この状態は内部がカビだらけになっている証拠なので、業者に頼んで内部を清掃してもらいましょう。墨汁のような真っ黒な液体がエアコンから出てくる様子に驚くことでしょう。

なお、季節の変わり目は清掃の予約が取りづらいので、夏の間に清掃することをおすすめします。そのまま放置して冬に暖房を利用すると、内部のカビが乾燥し、風に乗って部屋中に拡散されてしまいます。

カビは省エネには直接影響しませんが、カビが原因で病気になったり、部屋中にカビの胞子が飛び散ることで、食品がカビやすくなるなどありますから、十分に注意してください。

●エアコンをカビないようにするには、電源を切って換気したほうがいい?

→ウソ:エアコン内部の結露を乾燥させるには、1時間ほど「送風」運転

エアコンに自動清掃機能が付いている場合は、冷房を使用した後、1時間ほど送風して、カビ発生の原因になる内部の結露を乾燥させる機能がついています。エアコンの運転を示す表示やLEDの色が「内部乾燥中」の場合は、リモコンの停止ボタンを押さないようにします。

自動清掃機能がないエアコンの場合は、切タイマーを1時間にセットして「送風」運転をします。これで結露した内部を乾燥させてからエアコンの電源を切ることができ、カビの発生を抑止できます。

節電に直接影響はありませんが、カビ発生を予防することでエアコン清掃業者に依頼する回数(1回の代金は2万~4万円)が減り、家計の節約につながります。

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