映画『国宝』『鬼滅の刃』ヒット映画の上映時間が“超長い”理由 年間60本映画館で鑑賞する私の、長時間映画を快適に見る「基本のキ」も紹介
しかし、それでもすぐに気が遠くなるようなときもある。そんな事態に備えて、果汁グミを備えておく(持ち込みではなく、一部映画館ではお菓子の量り売りコーナーでグミなどを購入できたりする)。SNSでは集中力を持続させるためのボンタン飴が話題になったが、眠気に対しては、味が濃いほうがその効果が高いように感じる。
炭酸ドリンクと果汁グミを交互に摂取して口を動かし、眠気のピークを乗り越える。上映中の序盤から中盤くらいに、だいたい1回眠気の大きな波が来るが、それを乗り越えればあとは自然に映画に集中できる。
一方、ポップコーンのLサイズを購入し、上映開始からひたすら食べ続ける睡魔撃退法もある。昨今のシネコンのポップコーンはおいしいので、意識しなくても自然に食べ続けることができ、睡魔に襲われる危険性は格段に減る。ただ、そこそこお腹いっぱいになるので、鑑賞後の仕事中に眠くなるリスクを伴うことには注意が必要だ。
トイレ対策で欠かせない“安心感を得る方法”

もうひとつ重要なのはトイレ対策。その不安があると映画に集中できないので、できる限りの対策を施しておいたほうがよい。
まずは通路側の席に座ること。周囲に迷惑をかけずにいつでも抜けられるというだけでだいぶ気が楽になる。個人的には、席列数が少ない壁側のブロックの後方部で、通路側の席をいつも予約する。隣りの席が埋まることはほとんどなく、快適に過ごせる。

ただ、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』では、予約時は空いていた2列席の壁側の隣の席に人が来て驚いた。
この10年余りで隣が埋まったのは初めて。それほどの人気作であることを、2列席の隣席が空かなかったことから痛感した。
また、通路側であれば、出入り口近くの席を選ばなくても大丈夫。階段や通路に出てしまえば、ほかの観客の視界にはほとんど入らないので、もし席を立っても罪悪感を持つことはない。みんなお互いさまだと思えばいい。
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