映画業界も驚く「ホラー映画」若者にヒットの裏側 「あのコはだぁれ?」おばけ屋敷の様な上映回も
興行収入(以下、興収)約74億円を突破した『キングダム 大将軍の帰還』を筆頭に、『怪盗グルーのミニオン超変身』(42億円)、『インサイド・ヘッド2』(約43億円)、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(約29億円)、『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(約21億円)など、今年の夏の映画興行も大作映画やアニメが牽引している。
映画関係者も驚く健闘
そんな中で映画関係者が「まさかのヒット」と驚くほどの健闘を見せたのが、タレントで女優の渋谷凪咲主演のホラー映画『あのコはだぁれ?』だ。
その話を聞いて実際に渋谷の劇場を訪れてみたが、公開から1カ月以上経っているにもかかわらず、確かに10代の学生と思われる男子グループ、女子グループ、カップルなど若者が多数来場していた。
いったい何が若者の心をとらえたのか。そのヒットの背景を調べてみた(文中の興収は9月1日までに集計/文中の数字は興行通信社、文化通信社、配給調べ)。
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