流山はなぜ"人口急増の街"に変貌?「流山おおたかの森S・C」から考える、商業施設の生みの親と育ての親の重要さ

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「流山おおたかの森S・C」が物語る商業施設育ての親の大切さ

東神開発の社名は、最初に開発した二子玉川の地が東京と神奈川の県境にまたがることに由来するが、その後関西や九州、そして海外にまで事業を拡大している。

京都高島屋S.C.
「京都高島屋S.C.」2023年12月に往訪したときの写真(筆者撮影)
シンガポール高島屋S.C.
「シンガポール高島屋S.C.」商業施設が立ち並ぶ繁華街オーチャードロードにある(筆者撮影)

東神開発は共存共栄の精神を掲げ、自社で築いた運営形式によって地域に根付いた施設づくりを行ってきた。

だからこそ街から信頼され、流山おおたかの森で広範囲の開発を成し遂げている。そして、流山おおたかの森は多数の人々を惹きつける街になった。

商業施設を開発したあとの運営がどれだけ街を左右するか、「流山おおたかの森S・C」が物語っている。

流山おおたかの森S・C
流山の街に多大な影響を与えている「流山おおたかの森S・C」(筆者撮影)

流山おおたかの森はきれいで新しい街だが、「流山おおたかの森S・C」も周りのマンション群も、いずれは劣化していく。地域住民も一緒に歳を重ねていく。

そのとき、街がどうなるか。「流山おおたかの森S・C」がどうあるか。流山おおたかの森に商業施設を開発し、育て続ける東神開発のまちづくりに注目したい。

【前編】「流山って"千葉のニコタマ"って言われてるのか…え、開発した会社が同じなの!?」 人口急増の街・流山を洗練させ続ける会社の"正体" では、流山を発展・洗練を、商業施設という観点から深掘りしている。
参考:『突破するSCビジネス/続・新ショッピングセンター論』(大甕聡&未来SC研究会)
坪川 うた ライター・ショッピングセンター偏愛家

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つぼかわ・うた / Uta Tsubokawa

ショッピングセンター偏愛家・ライター。新卒で大型SCデベロッパーに就職。小型SCデベロッパーへの転職を経て、フリーランスに。国内外で400以上の商業施設を視察済み。宅建・FP2級。熊本大学卒。

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