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「通うのが楽しみに」団塊世代を惹きつける"料理特化型"デイサービスの全貌。《まるでおしゃれなカフェ》料理リハビリという新しい選択

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スタッフの手ほどきのもと、野菜を切ったり、具材を炒めたりと真剣に調理に臨む利用者たち。

「キャベツの千切り、ちょっと分厚くなっちゃった」と照れ笑いする女性に、「大丈夫ですよ! 美味しそうに切れています!」とスタッフが寄り添いながら、声をかける。

料理教室という形を取りながらも、“料理の腕を上げる”ことを目的としていない。あくまで調理や食事を楽しみながら、心身の活性化を図るのがメインテーマだ。

午前と午後の1日2回、各回最大20名の利用者が参加。年齢層も幅広く、中には100歳近い人も。女性が中心だが、料理を学びたいという男性利用者もいるという(写真:編集部撮影)

主食も普通の白いご飯ではなく、リゾットや混ぜご飯、ピラフ、チャーハンというように、あえて手の込んだメニューにするなど、全体的に調理工程を増やす工夫も取り入れている。それは、食材を切る、焼く、炒める、煮る、味をととのえるといった動作によって、脳が活性化する場所が異なるからだ。

さまざまな作業工程を盛り込むことで、脳のあらゆる場所を刺激する。脳トレを意識したメニューの組み立ても、「料理リハビリ」の重要な柱となっている。

食材を刻む音やその手触り。鍋から立ち上がる食欲をそそる匂い……。五感を刺激する料理は脳の活性化に大いに役立つ(写真:編集部撮影)

料理がもたらす「計り知れない」効果

午前11時。出来上がった料理を自分たちで盛り付け、テーブルまで運ぶ。サラダやスープを一人ずつ均等に、見栄えよく盛り付けようと懸命に手を動かす皆さんの姿に、思わず胸を打たれた筆者。誰かのためにつくることの少しの緊張感が、気持ちのハリにつながっているようにも見えた。

料理を小さな器に盛り付けていく(写真:編集部撮影)
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