「東洋経済の社員は仕事をせず囲碁をしている」との噂も流れた…【渋イイオフィス探訪】東洋経済新報社の“1961年竣工”本社の知られざる実態
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まだまだある、64年前から変わらぬインテリアも写真で紹介したい。

研修などを行うホール会場へ続く廊下のシックな木の壁は、当時のままだそうだ(筆者撮影)

エレベーターホールの両脇の茶色いタイルも、当時から変わっていない。角のアールが当時のはやりだそうだ(筆者撮影)
特に感動したのは、先ほども紹介した1階から続くコンクリの柱である。

よく見ると木目や節がある!(筆者撮影)
当時のやり方は木枠をつくりコンクリを流し込む……というものだったそうで、木枠の木目が写っているそうだ。お洒落でつけた模様ではないところがまたいい。
まさしくこれが古いビルのかっこよさだと思うし、そのまま残しているところも粋だ。

階段の締切も、当時の手書きのもので味がある。ちなみに撮影中、社員の方が「よいしょっ」と言いながら、柵をずらして降りていった(筆者撮影)
階段や空調にだって、当時の面影が残っている

こちらも当時のままという階段(筆者撮影)

凝った手すりのデザイン(筆者撮影)
階段の床材にも注目してほしい。これが竣工当時の床材だそうで、1階のエントランスもこの黒大理石風のシックなラバータイルだったそうだ。
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