実際に銀座1丁目本店を訪れた際には、この新シリーズ専用のコーナーがしっかり展開されていて、店舗側の気合いの入り方が伝わってきました。今後の売れ筋ラインになる可能性も十分に感じられます。

朝食系スイーツに見る老舗の「攻めの遊び心」
銀座コージーコーナーは、毎月の値引きキャンペーンやお得な焼き菓子の福袋など、以前からリピーター増進や、ファン化を促進する仕組みづくりがしっかりしている印象があり、今回の新商品の根底にもしっかりとした戦略を感じました。
さらに革新的な部分もあり、近年はポケモンやディズニーのキャラクターをモチーフにしたプチケーキセットや、ショートケーキのてっぺんに招き猫が鎮座する、おみくじ付きケーキなんていうグッとくるビジュアルでSNS映えする、攻めの期間限定商品が次々と登場しています。
今回の新商品も、惣菜フィリングをワッフルの皮でサンドしたり、皮だけを販売したり、パウンドケーキがトマト味だったり。
どれも一見すると攻めた内容なのに、実際に食べてみると驚くほど味の相性がよく、「あれ?これアリかも」と思わせてくれる。意外性がありながらも、老舗の知見を感じさせる安定感のあるおいしさでした。
きちんとした戦略と攻めの遊び心があるからこそ「おいしい」「安い」のその先にある、プラスアルファの購買につながる「おかずになるスイーツ」や「皮だけのワッフル」という意欲的な試みが形になったのかもしれません。
個性的な朝食系スイーツ誕生の背景に思いをめぐらせつつ、ふわふわのワッフルを噛み締める朝です。
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