羽田空港に上陸したアメックス「最上位ラウンジ」がスゴすぎた!"幻の和牛"に"西陣織の狛犬"… 思わず脱帽した《和のおもてなし》に秘めた狙い
今回のセンチュリオン・ラウンジ開設の背景の1つとして考えられるのが、日本国内におけるプレミアムカードの顧客囲い込み競争の激化だ。
例えば、NTTドコモは2024年11月25日に「dカード PLATINUM」(年会費2万9700円)を発行。回線料金などドコモサービスの利用で最大20%ポイントが還元されたり、前年度の買い物額に応じて最大4万円相当の特典を付与するなど、圧倒的なお得感を武器に、サービス開始から半年足らずで会員数60万超(5月5日時点)を達成した。
また、2025年4月16日には日本航空(JAL)とJCBが「JAL・JCBカード プラチナ Pro」(年会費7万7000円)をリリース。JALカードではすでに「JAL・JCBカード プラチナ」(年会費3万4100円)を発行しているが、最上位ステータスカードの位置づけでプラチナ Proを導入した。
入会・継続と年間利用で2種類のボーナスマイルを付与するほか、JALのサクララウンジが利用できるeクーポンをプレゼントするなど、新たなオリジナルサービスを追加して魅力を訴求している。
試されるトラベル分野の真価
アメックスも2023年9月にプラチナ・カードとアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの特典やサービスを拡充。年会費を改定している。

アメックス日本代表の須藤靖洋氏は「私たちはもともとプレミアムセグメントを中心にビジネスを行ってきたが、今では他社も同セグメントをターゲットとして、さまざまな施策を行っている。今回のセンチュリオン・ラウンジのオープンが、アメリカン・エキスプレス・カードを後押しする1つのサービスになるのではないか」と、待望のラウンジをオープンさせた思いを語る。
新規カードの登場やサービス・特典などの見直しで、魅力が高まると共に、競争が激化しつつあるプレミアムカード市場。今回オープンしたセンチュリオン・ラウンジが、これからのカードホルダーの心にどれほど刺さるのか、アメックスのノウハウが詰まっているであろうトラベル分野の真価が試される。
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