羽田空港に上陸したアメックス「最上位ラウンジ」がスゴすぎた!"幻の和牛"に"西陣織の狛犬"… 思わず脱帽した《和のおもてなし》に秘めた狙い

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バーエリアでは、日本酒やカルピス、宇治抹茶などを採用したオリジナルカクテル、日本のビール、焼酎、ワインなどがそろう。羽田のシグネチャーカクテルは、アメックスブルーをイメージした「ブルーバード」。試飲させてもらうと、奥飛騨の日本酒ベースだが、ブルーキュラソーの甘味があるので、普段、日本酒にあまりなじみがない筆者でもおいしく味わうことができた。

バーテンダーが腕を振るう。作っているのはブルーバード
バーテンダーが腕を振るう。作っているのはブルーバード(写真:筆者撮影)

このほかオリジナルカクテルは、カンパリの苦みとカルピスの甘みが楽しめる「プレリュードフィズ」、日本のウイスキーと宇治抹茶を使用した「ジャパニーズガーデン」、ウォッカベースの「雪国」、日本酒にライム果汁をブレンドした「サムライロック」、ラムとカルピスが絶妙な「ラムカルピス」を用意している。

お茶と和菓子を提供するスイーツバーもあり、フルーツゼリーや抹茶ロール、わらび餅、練り切りなどが並ぶ。

今秋には特別メニューの提供を予定

ラウンジからは滑走路が眺められ、旅行気分を高めることができる。スペースは約7500平方フィート(約696平方メートル)と、ラウンジとしては平均的な広さだというが、座席スペースや配置にゆとりがあるので、搭乗までの時間をゆったりと過ごせそうだ。

個室の電話ブースには水や風の音、鳥のさえずりといった癒やしの音響プログラムが備えられていて、瞑想にも利用できる。センチュリオン・カード会員向けのVIPルームも用意されている。

個室の電話ブース
個室の電話ブース。瞑想にも利用できる(写真:筆者撮影)

今年の秋頃からは、複数のミシュラン三つ星レストランで腕を振るってきた「赤坂おぎ乃」の荻野聡士シェフが監修した、特別メニューが提供されるとのこと。ますます注目度が上がりそうだ。

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