誰より早く出社、“1人3役”でヘロヘロ…「3000人アンケート」でわかった今どき管理職の実態

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管理職の声(課長・部長級・役員)

・経営がうまくいかなくなるとコストが高いということで、パフォーマンスの高低に関係なく真っ先にリストラ対象にされうるのも不安(40代、男性)

・上はいざというときに逃げるのがたまらん(50代、男性)

・ハラスメントに敏感になりすぎて、指導しない管理職が増えた(40代、男性)

・私が入社したときの管理職は気ままで、定時に帰れていいなあと思っていましたが、今は誰よりも早く出社して、部下に目を配り最後に退社(60代、男性)

・部下と本人との関係ではアメとムチの出し入れでうまくマネジメントをしていても、外の組織(チーム・部署)から外形的に見えていることだけで通報されることにうんざり(40代、男性)

(イラスト:髙栁浩太郎)

・プレーヤー、監督、コーチ。1人3役をこなすことになってヘロヘロです(50代、男性)

・相談できる人がいない。もっと会社として管理職同士のつながりをつくる行動をしてほしい(30代、男性)

・部下の心理的安全性に配慮しているが、自身の心理的安全性に不安を感じる(50代、男性)

・まさに板挟み。従業員のエンゲージメント向上のために対話が要求され、耳を傾け褒めて育てる風潮がやや行き過ぎているのでは(50代、男性)

・管理職の仕事が大変というイメージで管理職にならない人が増えている(40代、男性)

・人材育成が丸投げされていて、管理職の個人的力量で部下の成長に差が出る。会社で標準的なスキルマトリックスを整備してほしい(50代、男性)

・何か悪いことがあれば管理職の責任、成果が上がれば一般社員のおかげ、という風潮が強まっている。「管理職が輝く」組織づくりが必要(40代、男性)

・管理職として研修などを受けないまま昇進したため、自分の管理能力や部下の評価ができているか悩ましい(40代、女性)

・あまりに部下に優しく、緩い組織になって、これで国内他社、外国企業と勝負していけるのか心配になります(50代、男性)

・部下のメンタル維持が難しく指示・指導を行いにくい。今は管理職のほうが弱者のような気がする。手当も低く係長が残業したほうが給与が高い (50代、男性)

・好き勝手に仕事している一般社員がうらやましい(50代、男性)

・ワーク・ライフ・バランスの名の下、社員の時間外労働削減のシワ寄せが管理職に来ているのは事実であることから、管理職の価値を会社は再考すべきではないか(40代、男性)

・優秀な社員ほど、管理職にする場合には離職されるリスクを心配しなければならない(60代、男性)

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西澤 佑介 東洋経済 記者

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にしざわ ゆうすけ / Yusuke Nishizawa

1981年生まれ。2006年大阪大学大学院経済学研究科卒、東洋経済新報社入社。自動車、電機、商社、不動産などの業界担当記者、19年10月『会社四季報 業界地図』編集長、22年10月より『週刊東洋経済』副編集長

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