《桜蔭→東大理3現役合格》ただの「優等生」では語れない、“飽きるほど勉強”したトップエリートの学生生活とは
参考書も何か買いましたが、全部は読んでいません。あまり力を入れていないように感じられるかもしれませんが、これは夏の共通テスト模試で80%くらいとれたので、もういいかな、と考えていたからです。
20年分以上の過去問を解いた
――過去問対策はどれくらいやりましたか?
共通テストの過去問は、国語と社会が10年くらい、数学が3年くらい、英語と理科が5年くらいと、それぞれ予想問題集を5回分解いています。
二次試験過去問は、国語が鉄緑会の講習で4~5年くらいプラス、過去問通しで3年分。数学は1980年代後半から2005年までと、2015年から直近まで全部やりました。2005年から2015年までが穴抜けになっているのは、鉄緑会の問題演習でやるからです。
また、「1990年代が難関で2000年から易化傾向にある」と聞いたことがあったので、なるべく難しい問題に触れておきたいと考えたことも大きな理由です。
英語は塾の演習で過去問をやりまくっているので、単純計算で20年分くらい解いているかと思います。プラス、直前に3年分くらい自分でも解きました。英語の先生から、リスニングや洋書購読するほうが良いと聞かされていたので、過去問よりもそちらに注力しました。
理科も高3の秋から塾の演習で過去問をたくさん解いていますが、こちらはプラス10年分自分で解きました。
――共通テスト・二次試験の手応えはどうでしたか?
共通テストの本番は、数学1Aで大失敗して、とても焦りました。よりによって大問一からつまずいてしまった。
家に帰ってから考えたら単純に式変形するだけの問題だっただけに、本当につまらないミスをしたと感じます。国語もあまり自信がありませんでしたね。化学も普通に難しくて、試験後はずっと「やばいかも」と落ち込んでいました。
ただ、自己採点では90%超えましたし、もともと共通テストに苦手意識があって、模試でも90%ギリギリなのがほとんどだったので、むしろいい感じの結果が出て、メンタルは安定しました。
二次試験1日目の国語はそこそこできたのに対して、数学が非常に難しかった。第1問はただ計算するだけで簡単で、「よし、この調子で行くぞ!」と思ったら第2問でペンがストップ。第3問は計算が面倒くさすぎるし、4問以降も難しくて、結構テンパりました。3完は無理でしたね、できて2完、60点くらいでは?といった手ごたえ。もちろん終わったあとはめちゃくちゃ焦りました。2日目も行きたくなくなっちゃって、大変でした。落ち込んでいたので自己採点はやっていませんが、結局開示は75点ありました。
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