《桜蔭→東大理3現役合格》ただの「優等生」では語れない、“飽きるほど勉強”したトップエリートの学生生活とは
それとは別に、もともと理系科目に興味がありました。小さいころに医療ドラマ『ドクターX』や『コード・ブルー』『コウノドリ』を観て、人体に興味が湧き、人体の図鑑を買ってもらうなどして、いろいろ調べました。特に、『ドクターX』では、患者のいろいろな症例によって、直し方を臨機応変に変えて対応する様子、医者の発想次第で、道具の可能性は無限大に広がるんだ、と憧れて、医者になりたいと考えるように。
ただ、「本当に将来を医者に固定していいのだろうか?」と迷うことも多かったです。高校ではいろいろな職業研究をする機会がありましたが、どうしても決めきれなかった。弁護士などほかの資格や、宇宙にも興味があったし、いろいろな選択肢を残しておきたかったんです。そこで、「教養課程でいろいろ学んでから進路を決められるから、東大にすればいいじゃないか」と気付いた。だから、東大理3を目指すようになりました。ですから、後期日程の受験はあまり考えていません。
――他大学の併願や浪人についてはどう考えていましたか?
慶應義塾大学の医学部を受験しました。それは、私の生まれが慶應の大学病院で、親から「いいところだった」と聞かされており、「慶應の医学部ならいいかな」と考えていたからです。浪人はしたくありませんでしたが、慶應か理3のどちらかには引っかかるだろうと感じていました。
中2までは塾に行かず、勉強は日曜だけ
――中学時代の勉強スタイルはどんなものでしたか?
中学2年生までは塾にも行かず、学校の勉強だけでした。学校の勉強をちょっと復習したかな?という程度で、決して「勉強漬け」ではありませんでした。日曜日だけ、予定を消化した後に4時間くらい勉強しましたが、平日はあまり勉強せず。
ただ、学校の定期試験の前にはしっかり勉強しています。それでも平日は2時間ちょっと、休日は5~6時間くらいでした。この頃はコロナで学校が休みになりましたが、その時は家で運動するようにして、のんびり過ごしましたね。
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