AIは「学力下がる」甘い罠? 学力の二極化が進む時代、最新ツールの使い方で勉強ができる、できないの差がつくワケ

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(写真:Fast&Slow / PIXTA)
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AIというと、楽をするためのツール=勉強とは相性が悪いイメージがありますが、賢い学生は学びを深めるために積極的にAIを活用しています。時代の変化に合わせて賢くAIを活用する方法を、『ぼくたちはChatGPTをどう使うか: 14歳から考えるAI時代の学び』を上梓した西岡さんに教えていただきました。

学力の二極化が進む時代

私たちの会社では、全国のさまざまな学校で学習支援や探究学習の支援を行っています。その現場で日々感じるのは、「学力の二極化」が加速度的に進んでいるという現実です。

有り体に言ってしまえば、頭のいい子はさらに頭が良くなり、学力的にしんどい子はますますしんどくなっている。どんどんと差が開いていく状況が、確かに現場で起きています。

この差は、一見すると生まれ持った才能や家庭環境の差に見えるかもしれません。しかし実際には、それだけではありません。ここ数年で、勉強のやり方そのものが大きく変わりつつあります。

新しい学習ツールやアプリ、そして生成AIのような革新的な技術が次々と登場する中で、「自分の学び方をアップデートできるかどうか」が、生徒たちの間に決定的な差を生み出しているのです。

つまり、時代に合わせて学び方を変えられる生徒はどんどん伸びていく一方で、従来の方法にとどまり続ける生徒は、気づかぬうちに取り残されていく。この構図が、全国どこの学校でも共通して見られるようになっています。

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