AIは「学力下がる」甘い罠? 学力の二極化が進む時代、最新ツールの使い方で勉強ができる、できないの差がつくワケ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

当たり前のことのように聞こえますが、最近の生徒を見ていると、意外とこの“当たり前”が崩れつつあると感じます。ネットで検索して出てきた情報をそのままノートに写すことを「勉強した」と思っている生徒が少なくないのです。

けれど、それは「情報を探しただけ」であって、「理解した」ことにはなりません。

調べることと、考えることは違う。

その違いを意識しないままAIを使い続けると、表面的な知識ばかりが増えて、肝心の思考力が育たないということが起きてしまいます。

これからの時代に必要なのは「アップデート力」

ぼくたちはChatGPTをどう使うか: 14歳から考えるAI時代の学び (単行本)
『ぼくたちはChatGPTをどう使うか: 14歳から考えるAI時代の学び (単行本)』(三笠書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

これからの時代に必要なのは、「新しいツールを恐れず、自分の学び方をアップデートできる力」です。テクノロジーは日々進化しています。生成AIの登場は、教育の形を大きく変えるきっかけとなるでしょう。

しかし、その変化を前向きに受け止めつつも、「自分の頭で考える」という学びの本質を見失わないこと。このバランスを保てる人こそが、真に頭のいい学び手として、これからの時代を生き抜いていくのだと思います。

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事