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「最近、おひとりさま特集多くない?」「本当にひとりで寂しくないの?」《中高年女性の1人暮らし》ばかり注目されている理由とその実態

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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「そんなにうまくいかない」「できすぎたエピソードと感じてしまう」などと不安視してしまう人もいるのでしょうが、それでも過剰に不安視する必然性はありません。もともと適度な不安があるほうが慎重かつ適切な行動につながりやすいため、「自分はできないかも」などと気にしすぎないほうがいいでしょう。

同世代から称賛された「2つのドラマ」

最後になぜここに来て、テレビや出版社などのメディアは中高年女性の1人暮らしをピックアップしているのか。

冒頭にあげたデータから中高年女性の1人暮らしが増えていることは間違いないでしょう。人口ピラミッド(年齢ごとの人口分布を表したグラフ)を見ても、その傾向が今後さらに加速していくことが予測されますし、新たなニーズや問題点を提示していくのはメディアとしてしかるべきスタンスに見えます。

さらにテレビマンや編集者たちが「自分もそうかもしれない」という他人事とは思えないところもあるのでしょう。

また、象徴的だったのは先月まで放送された「しあわせは食べて寝て待て」(日本テレビ系)、「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)という2つのドラマ。どちらも1人暮らしの女性が主人公の物語で、多くの人々から称賛を集めました。

さらに「あさイチ」がこの2作の主題歌を女性の1人暮らし特集のBGMに使っていたところにも、今このテーマを扱うことの必然性を感じさせられます。

今回放送された「あさイチ」と「サン!シャイン」に共通していたのは、厳しい現実にはあまりふれず、快適な過ごし方をフィーチャーしていたこと。

現在1人暮らしをしている中高年層の女性に「こういう考え方や方法なら1人暮らしを楽しめるのではないか」「こんなに楽しそうな仲間がいるから安心して」というエールを送るようなムードが感じられたのです。

できれば次回の特集では、官民それぞれのサポート事例などを紹介するなどの支援ができればベターではないでしょうか。

世の中には家族と暮らしていながら、「寂しそう」「楽しくないのかな」などと感じられる言動の人が少なくありません。中高年層の女性にとって大切なのは「何人で暮らしているか」ではなく、「自分の残り人生を主体的に生きること」ではないでしょうか。

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