「一番大変だったのは部屋探し」「モフモフすぎて水濡れ厳禁」チンチラに魅了された男性が“100万円”貯めてマンションで飼い始めるまで

大阪でチンチラの「ペペロンチーノくん」と暮らす、一真さんに話を聞きました(写真:一真さん提供)
かつてペットといえば「犬か猫」が当たり前だった。だが近年、都市部を中心に静かに広がっているのが、「小動物」との暮らしである。
ハムスター、文鳥、レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)、ハリネズミ、デグー――。
ペット不可あるいは「小動物のみ可」の集合住宅でも受け入れやすく、また、共働き・単身者・子育て家庭など多様なライフスタイルにフィットしやすい。
この連載では、「ワンでもニャンでもない家族」と暮らす人々に話を聞き、制約の多い都市生活のなかで見つけた、“静かで確かなつながり”を探っていく。
初回となる今回は、大阪でチンチラと暮らす男性に話を聞いた。
手のりのトトロ、チンチラとは?

灰青色のふわふわな毛並みとつぶらな瞳は小さなトトロのようだ(写真:一真さん提供)

一真さんのダンベルに乗るペペロンチーノくん(写真:一真さん提供)
チンチラとは、南米アンデス山脈の高地に群れで生息する、草食、夜行性のげっ歯類(ネズミの仲間)だ。
体重は500から600グラム程度、ちょうど両手のひらに乗るぐらいの大きさ。
ふわふわ・モフモフ、シルクのような繊細な手触りの毛並みが特徴で、“小さなトトロ”といった出で立ちだ。近年はペットとしての人気も高い。
体が小さいため犬や猫ほどの飼育スペースがいらず、体臭もほとんどなく鳴き声も小さいため、集合住宅でも飼いやすい。飼育は基本的に室内で完結し、犬のように散歩をする必要はない。好奇心旺盛で学習能力も高く、なれればコミュニケーションも可能だ。
本連載では、小動物を飼育されている方を対象に、取材にご協力いただける方を募集しています。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。
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