「面接で聞いていた話と違う…すぐに辞めよう!」  退職代行を2回利用「リピーター」となった彼の"その後"

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会社の退職と同時に松田さんは引っ越しもした。家賃がかさむ賃貸住宅を出て、シェアハウスに移ったそうだ。

「他人との共同生活だったのでコミュニケーション能力も磨かれました。一緒にご飯にいったりしているうちに仲良くなって。気分転換ができるようになりました」

会社員よりもフリーランスのほうがいい理由

また、プログラミング言語のPythonを独学で学び、初心者向けの情報の発信もスタートする。2年ほど経つとアプリケーション開発に携われるようになり、エンジニアとしての仕事も増えた。

現在は生成AIを活用したアプリの開発に取り組むほか、VTuberを題材にした小説を執筆してウェブ上に公開している。

「収入面を考慮すると会社員のほうがいいと思います。ただ、フリーランスで活動しているとエンジニアだけではなく経営者や他にも色々な人と会えるんです。僕の興味のあることはインターネットを中心としたプログラミングや生成AI、執筆です。不安もありますが、これらを仕事にできてよかったです」

松田さんは退職代行を利用することに抵抗感はないのだろうか。

「退職するときって、上司に伺いを立てて、『すみません』と謝り、『今後もよろしくお願いします』と形式上のお礼の挨拶をしないといけないですよね。退職するまでに短くても1カ月はかかります。引き継ぎが多い場合は仕方がないと思いますが、時間的にも精神的にもしんどいんです。切羽詰まっている人はそこまで時間をかけられないです。限界を感じながらも会社に退職を言い出せない人は退職代行を使えばいいと思います」

前編『「仕事をすぐ辞める責任感のない若者」という声もあるが…。「退職代行のリピーター」となった彼に起こった体の不調』では松田さんの体調に異変が起こるまでをまとめている。
中 たんぺい フリーライター

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なか たんぺい

1989年生まれ。グルメ・テック・Webエンタメに関わるヒト・モノ・コトの魅力を深掘りするライターとして活動を行う。メーカー勤務10年を経て独立。群馬県在住。

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