「面接で聞いていた話と違う…すぐに辞めよう!」  退職代行を2回利用「リピーター」となった彼の"その後"

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自身のスキル不足は自覚していた。仕事を家に持ち帰って休日に挽回しようと考えたが、セキュリティ対策のためそれはできなかった。仕事を終えることができない松田さんは「このままだと眠れなくなりそう……」と不安を覚える。

そして、1カ月が経った頃に退職を決意した。

「面接でのやり取りを信じていたので失望感がより大きかったです。会社へ配慮する気持ちがまったくなくなりました。このままだとダメになることはわかっていたので『すぐに辞めよう』と思って前回と同じ退職代行を使いました。リピーター割引があって1万円ほど割引をしてくれました」

会社員として働くことを諦めてフリーランスへ

「これまで会社員として働いてみて自分は向いていないと思いました。それでフリーランスを目指しました」

松田さんがフリーランスになることを目標にした理由は、普段から眺めているツイッターの影響が大きかった。スマホに映し出されるタイムラインには、情報発信に長けたエンジニアや文章の上手なブロガー、ノマドワーカーの生活が並んでいた。

初歩的なプログラミングのスキルがあり、エンジニアブログを運営していた松田さんは、彼らと同じような働き方をしようと考えた。

「フリーランスとして活躍している人にDMを送って、話を聞かせていただきました。その時にアカウントを伸ばすのが1番だと言われて。以前にメインで使っていたアカウントを活用して、フォロワーを増やしながら1本数千円でブログの代筆業などを請け負うようにしました。あとは、経営者の開くイベントに行ったり、エンジニアのイベントを開いて気になる人を招待したり、少しずつつながりを広げていきました」

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