「面接で聞いていた話と違う…すぐに辞めよう!」  退職代行を2回利用「リピーター」となった彼の"その後"

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申し込んだ後は退職代行業者から1回電話があったのみ。会社から松田さんのスマートフォンへ電話はかかってこなかった。離職票も1カ月後に届いたそうだ。親への連絡がいくこともなく、無事に退職することができた。

クライアント先で緊張感を持ちながら働いたり、未経験の職種でスケジュールに追われながらコードを書いたりする仕事は松田さんの性格とマッチしていなかったようだ。

新宿の街を走る退職代行サービスのアドトラック。記事の内容とは関係ありません(写真:編集部)

面接での約束と違うことに失望する

IT系の企業を退職をした松田さんは、約1カ月間ほど休んだ後、友人から同じ業界の会社を紹介される。「3度目の正直でもう1回会社員に挑戦しよう」と思い、会社の面接試験を受けた。

「前職で働いていたときにワイシャツやスーツを着るのが苦手だとわかって。『出勤時の服装は自由ですか?』と質問したら『私服で働いている人もいますよ』と回答をもらったんです。『それだったら働けるかな?』と安心して入社しました」

しかし、松田さんは働き始めてすぐに違和感を覚える。まず、スーツを着て出社しなければならず、信用を裏切られたような気持ちになったという。

「よく考えると常駐先のルールを守る必要があるので当たり前のことです。ただ、最初にはっきりと言ってほしかったです。『聞いていた話と違う』と思いました」

また、働いていた環境は前職よりも悪化した。

終電まで残業があることも多々あり、エラーが出た時に質問をしてもため息をつかれる。

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