副業も可能?物件オーナーで安定収入のウソ・ホント。今さら聞けない「不動産投資の仕組み」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

投資を専門に行う法人に運用を任せるため一定の安心感はありますが、上場しているため投資元本は日々変動し、上がることもあれば下がることもあるため、その価格変動リスクを考えれば、投資効率・利回りは特別高いものではありません。

REIT各商品の利回りは、平均4〜5%です。仮に元本100万円で始めた場合、年間に得られる利益は数万円程度となります。

多額の現預金を持つ一部の方がREITで資産運用することは、低金利時代にとっては有効かもしれませんが、多くの方々にとってはREITのみで将来の経済的基盤を築くことは難しいと言わざるを得ません。

また、利回りは高く安定しているものの、価格変動で配当利回り以上の値下がりが起こりうるので、安定収益になりにくいことも難点です。

代表的な投資を比べたときに総じて言えるのは、これらの手段で中長期的に安定した利益を得るのは簡単ではないという点です。

どのような投資を選ぶのかは個人の自由ですが、将来の不安解消を目的にした場合、失敗するリスクが高く、安定した不労所得の仕組みをつくることができる可能性は低いと言えます。

不動産投資はどうか

一方で不動産投資は、他の投資手法と比較してローリスク・ミドルリターン、そしてロングリターンであることが特徴です。毎月の賃料収入(インカムゲイン)が利益のベースになっているため、保有物件に入居者がいる限り安定した収入を得ることができます。

また、物件購入のために金融機関から借入をした場合、毎月の賃料収入の一部が返済に充てられ、負債が徐々に減っていき、物件の時価より負債が小さくなれば、含み益を得ている状態になります。

あるいは、不動産市況が賑わい物件の時価が上昇すると、売却によるキャピタルゲインを得ることもできます。保有し続けてもよし、売却して利益確定するもよしということです。

不動産投資は、適切な知識を持ち、適切な物件と融資を選び、購入後も適切に運用すれば、安定したリターンが得られる投資法と言えるでしょう。

もう1つ特徴があります。それは、物件購入からその後の運用まで、それぞれの分野のプロフェッショナルに任せられる体制が整っている点です。

信頼できるパートナーを選び、“仕組み”さえつくってしまえば、自分の時間を確保したうえで、毎月安定した賃料収入が得られます。

株式投資のように毎日相場を気にして、時間を取られることもありません。それぞれの物件に目的を持たせ、複数物件を戦略的に組み合わせ保有する「不動産ポートフォリオ」を組成できれば、よりリスクを低減したうえで、より安定した収入源の構築を確固たるものにしたと言えるでしょう。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事