投資初心者が「新NISA」を始める前のキホンのキ 投資、投機、資産運用の3つは何が違うのか

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投資に興味はあっても、最初の一歩が踏み出せないという人は多いといいます(写真:metamorworks/PIXTA)
新NISA(少額投資非課税制度)が2024年1月にスタートします。株や投資信託などで得た利益には所得税などの税金がかかりますが、その税金が非課税となるのがNISA。これまでのNISAよりも投資しやすく改良したのが新NISAです。これをどう使いこなしたらいいのかを考える前に、そもそも投資や運用とは一体何かをちゃんと理解しておくに越したことはありません。
投資はしなきゃと思ってるけど、もし貯蓄が減ったら……と思うと、どうしても最初の一歩が踏み出せないという人は、意外と少なくないでしょう。「そんな臆病な投資こそ、実は手堅い王道ど真ん中の投資」と言うのは『この世でいちばん臆病な投資生活』の著者で1400億円以上の資産を仲介で預かる日本トップの投資アドバイザー集団を率いる福田猛氏。本書から一部抜粋、再構成してお届けします。

「お金を運用する」ってどういうこと?

そもそも運用とは何でしょうか。

運用とは、利益を見込んで自己資金を投じることです。

株や不動産、外貨や債券などの一般的な投資のほか、絵画や貴金属、お酒なども運用の対象になります。もし皆さんが、古本を安く買って、高い値段で売ったら、それも運用です。また、株や債券を買って配当や利息を定期的に得るのも運用です。

一般的に、運用の方法には大きく分けて3つのカテゴリーがあります。それは投資、投機、そして資産運用です。

ここで、主な運用を3つのカテゴリーに沿ってご紹介します。

① 投資

投資は、将来的に値上がりしそうな対象等を目利きして中長期的に保有する方法です。

・株式投資

代表的な投資法です。

企業が資金を集めるために株式を発行し、出資者を募ります。その資金を出した人は、1株買っただけでも「株主」となります。

「銘柄」という言葉を皆さんも聞いたことがあると思いますが、これは取引の対象となった企業の株式を意味します。

新NISA
(出所)『この世でいちばん臆病な投資生活』より
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