投資初心者が「新NISA」を始める前のキホンのキ 投資、投機、資産運用の3つは何が違うのか
ただし、証券取引所で売買できるのは、上場した会社が発行する株式だけです。
株式投資は、安く買って高く売ることで利益を得る「キャピタルゲイン」と、配当金などで利益を得る「インカムゲイン」があります。
配当とは、企業が稼いだお金の一部を株主に配分すること。日本の企業だと年に1回か2回、アメリカの企業だと年に4回支払われるのが一般的です。
株価は常に変動しているものですが、どのタイミングで買ってどのタイミングで売るかは自分で判断しないといけません。買った株の株価がみるみる下がっていき、売るタイミングを逃して、再び上昇するまで手をつけられない「塩漬け」になることも少なくありません。
不動産はすぐに売れないことに注意
・不動産投資
マンションを1室だけ、あるいはマンションやアパートを1棟買ったりする投資です。倉庫や駐車場などへの投資も含まれます。
不動産投資は、一般的にローンを組んで、その返済額を上回る家賃を毎月もらうことで、定期的な収入を得る投資方法です。もしくは、その物件の価格が上昇したときに売って、利益を得ます。
ただし、ずっと入居者がいるのなら安定して利益を得られますが、空室になるとその月は赤字になり、ローンは自腹で払わなくてはなりません。数千万円のローンを組んで物件を購入したのなら、それを何十年もかけて返していかなくてはならないのだという点を肝に銘じるべきでしょう。家賃が下がったり、追加費用が発生したりもします。
しかも、株はすぐに損切りできても、不動産はすぐには売れません。売りたくても売れずに、泣く泣くその物件に自分で住んでいるサラリーマン大家さんもいます。
・外貨預金
その名の通り、海外の通貨で預金することです。
「それだけ?」という感じなのですが、日本は超低金利が長く続き、銀行で預金していても、金利は0.025%くらいと微々たるものです。ようやく10年の定期預金の金利を0.2〜0.3%に引き上げる銀行が出てきましたが、それでも100万円を預けていても、1年間でわずか2000〜3000円くらいしか利息はつきません。
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