サイコパスは、基本的にウソつきです。自分の利益になるのなら、いくらでもウソをつくことができます。
他人のことは「どうでもいい」
サイコパスは、粗悪な商品でも平気な顔でお客さまに売りつけます。なぜかというと、そうすれば会社での自分の評価が上がるからです。お客さまのことなど、微塵も考えていません。考えるのは、自分の利益になるかどうか。それだけです。
粗悪品をつかまされていたお客さまがどれほど不愉快な思いをするのかということを、サイコパスは考えません。そういうことはサイコパスにとって「どうでもいいこと」なのです。
カナダにあるブリティッシュ・コロンビア大学のアリシア・スピーデルは、非行少年45名と非行少女15名に、サイコパスの度合いを測定する心理テストを受けてもらい、その得点によって低いグループ、中くらいのグループ、高いグループの3つにわけました。
また、自分がウソをつくときの動機について質問し、どれくらい「自分の利益になるから」という理由を選ぶのかも調べてみました。その結果、サイコパスの度合いが高くなるほど、自分にとっての利益になるのならウソをつくのも平気だと考えることがわかります。
利益のためなら平然とウソをつけるという点では、サイコパスはまさに詐欺師のようなタイプ。
サイコパスの上司は、こちらがきちんと仕事の進捗を報告していても、「えっ、俺は聞いてないよ、そんな話」とウソをつくことがあります。
したがって、上司がサイコパスだと思うのなら、報告をするときにも口頭ですませるのではなく、面倒でもメールで報告したほうがいいかもしれません。メールならばやりとりの記録があり、証拠を残すこともできるからです。
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