「あの時助けていただいたミスドです…」もっちゅりんが続々終売のミスド。本業が伸び悩む「ダスキン」を新商品のヒット連発で支える"凄さ"

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全体では前年比で5.6%プラスの売上高1887.9億円、営業利益は72.6億円で前年比43%増と、驚異的な伸びを見せている。

ダスキン決算
2025年3月期の売上・利益の前年比(ダスキン決算資料より)
ダスキン
2025年3月期のセグメント別業績(ダスキン決算資料より)

牽引するのはフード事業(ほぼミスド)

グループの好調を支えているのは、フード事業(フードグループ)だ。主力の「ミスタードーナツ」は2024年(2025年3月期)に客数・単価とも5%程度伸びており、全店ベースで売り上げがプラス9.3%。

前年の2023年にも「前年比で売り上げがプラス18.3%、客数プラス11.9%、単価プラス6.1%」という2年連続の驚異のジャンプアップを見せており、好業績の理由は「もう普通に、お店が絶好調」としか言いようがない。

ダスキン決算
「ミスタードーナツ」などフード部門の増収・減収要因。普通に売り上げで増益を勝ち取っている(ダスキン決算資料より)

営業利益の「前年比でプラス16億円」(69億円→85億円)の獲り方で見ても、「増収でプラス21億円」「原価率改善でプラス7億円」を叩き出し、「人件費」「キャッシュレス決済の手数料増加」といった今どきありがちなマイナス要因を埋めたうえで、余りある利益を出している。

もはや、お気まりの経営リスクを、「それが何か?」とばかりに実力でぶっ飛ばしているようなものだ。

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