週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #「おふたりさまの老後」は準備が10割

《孫の帰省は幸せ?大変?》体力も老後資金もどんどん削られる「孫ストレス」の"リアルすぎる実態"

6分で読める
  • 松尾 拓也 行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家

INDEX

息子家族の帰省は嬉しいものですが、金銭的・体力的な負担になりがちです(写真:takeuchi masato/PIXTA)
結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。
共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。
そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが『「おふたりさまの老後」は準備が10割』だ。同書は7刷3万部を突破するベストセラーになっている。
著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。
その松尾氏が、「帰省や同居で感じる、祖父母(高齢者)のストレス」について解説する。

お土産よりも「交通費」を出してほしい

今年もまもなくお盆の帰省ラッシュがはじまります。

『「おふたりさまの老後」は準備が10割: 元気なうちに読んでおきたい!68の疑問と答え』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

多いのは、都市部に住む子世帯が、孫を連れて故郷に帰省するパターン。新幹線の駅で祖父母と孫が抱擁するシーンは、ニュース映像の定番ですね。

祖父母と孫の再会は心温まるシーンですが、手放しで喜べるケースばかりではないのが実情のようです──。

北海道在住のSさんご夫婦は70代後半。

お盆休みと年末年始には、東京に住む息子家族が帰省してくるそうです。息子は晩婚だったため、2人の孫はまだ小学生です。

最初のうちは「帰ってきてくれてありがとう」という感謝の気持ちを込めて、たくさんのお土産を渡していました。

しかし息子に「それよりも、できれば交通費を出してほしい」と言われてからは、飛行機代を負担しているそうです。

次ページが続きます:
【年間総額は80万円以上。そしてさらに…。】

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象