「元は取れる?」トルコの航空会社で「100万マイルボーナスキャンペーン」がスタート。トラベルジャーナリストが解説&プラニングしてみた

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今回のキャンペーンでは、必然的にイスタンブールを何度も行き来する。その際におぼえておきたいのが、イスタンブールで6~24時間の乗り継ぎをする場合、無料のツアーに参加できることや、乗り継ぎが20時間以上の場合はホテルに1泊無料で泊まることができるプランの存在だ。

なお、今回のキャンペーンでは頻繁にターキッシュ エアラインズに搭乗することになる。他社の上級会員となっている場合、ステータスマッチをすることで、ターキッシュ エアラインズの上級会員になれる可能性もある。こちらのサイトなどで確認してみたい。

筆者の予想は外れたが…

2024年秋にスカンジナビア航空が100万マイルキャンペーンを発表したとき、筆者は「今後同様の超大型キャンペーンが出る可能性は決して高くはないだろう」と書いたが、この半年ほどの間に、エティハド航空、エチオピア航空、アメリカのジェットブルーが類似の大規模マイルキャンペーンを発表しており(だが、いずれも筆者の見解ではあまりうまみはない)、さっそくこの見込みは外れることになった。

こうしたキャンペーンは、中身が興味深ければ、SNSを中心にその航空会社についての情報が拡散され続ける。

また、多くの提携航空会社に乗ることを前提としたスカンジナビア航空のキャンペーンとは異なり、今回はすべてのフライトが自社での搭乗なので、他の会社に収益が流れることはない。スカンジナビア航空が苦しんだマイル未加算の問題もあらかじめクリアできているといえるだろう。

いずれにしても、こうしたゲーム性の高いキャンペーンが世界中の「マイラー」をざわつかせているかぎり、またどこかの航空会社が超大型キャンペーンを始めても決して驚かないような状況が醸成されている。

参加するにせよ、しないにせよ、100万マイルを貯めるための旅程を考えるプロセスは楽しい。こうした「机上マイラー」もこうしたキャンペーンの楽しみの1つかもしれない。

橋賀 秀紀 トラベルジャーナリスト

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はしが・ひでき / Hideki Hashiga

東京都出身の50代。早稲田大学卒業。「3日休めれば海外」というルールを定め、ほぼ月1回の頻度で海外旅行に出かける。訪問国は135カ国(2025年3月現在)。

著書に『世界一周航空券バイブル』(イカロス出版)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載した。Yahoo!ニュース エキスパート。記事の内容についてのお問い合わせ・取材の依頼などについてはこちらまで。

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