「元は取れる?」トルコの航空会社で「100万マイルボーナスキャンペーン」がスタート。トラベルジャーナリストが解説&プラニングしてみた
ヨーロッパはコソボのプリシュティナ、ブルガリアのソフィア、北マケドニアのスコピエなどが安い。
いずれもイスタンブールから数万円程度で往復できるし、イスタンブール発のみターキッシュ エアラインズの片道航空券で発券し、これらの都市からイスタンブールまでは他社の航空券で戻ってもかまわない。
費用も時間もかかるのが北アメリカ、南アメリカ、オセアニアの3大陸だ。そこで活用したいのが、イスタンブール発でこれらの大陸に向かう航空券を買うのではなく、大陸からイスタンブール経由でほかの大陸へ往復する航空券を購入する方法だ。
たとえば、オセアニアのシドニーからイスタンブール経由でブラジルのサンパウロまで往復する航空券は、10月ならば往復総額18万円台で販売されている。この航空券を利用すれば、1往復する間に南アメリカとオセアニアという2大陸をクリアすることができる。日本からシドニーまでは、スクートなどのLCCを利用すれば、9万円台で往復可能だ。
たとえば2回にわけて、6大陸へ行くプランを考えてみた(2025年6月30日時点)。
【1回目(8月中旬)】
シドニー→イスタンブール→サンパウロ→イスタンブール→ソフィア→イスタンブール→シドニー
東京ーシドニー間はLCCのスクートを使って往復。総額約11万6000円。ターキッシュ エアラインズの航空券は「シドニー発サンパウロ往復」で、復路にイスタンブールでストップオーバーするものが総額約25万4000円。
イスタンブールからソフィア往復(片道ずつ購入)が約2万1000円。
これで南アメリカ(サンパウロ)・ヨーロッパ(ソフィア)・オセアニア(シドニー)の3大陸をクリアする。
【2回目(10月中旬)】
香港→イスタンブール→ニューヨーク→イスタンブール→フルガダ(エジプト)→イスタンブール→香港
東京ー香港間はLCCの香港エクスプレスを使って往復。総額約3万円。
ターキッシュ エアラインズの航空券は「香港発ニューヨーク往復」で復路にイスタンブールでストップオーバーするものが総額約13万8000円。イスタンブールからフルガダ往復が約3万円。
これで北アメリカ(ニューヨーク)・アフリカ(フルガダ)・アジア(香港)の3大陸をクリアする。
2回のトータルの航空券代は58万9000円となった。日本からシドニーや香港まで手持ちの特典航空券などを利用すればもう少し安くあげられるだろう。
気をつけなくてはならないのが、日本発のターキッシュ エアラインズの航空券の多くがヨーロッパ往復などで20万円以上かかること。
その一方で、香港・クアラルンプール・シンガポールなどからアメリカまでは最も安いものなら12万円台で往復できる。日本からアジアのこれらの都市まで別途航空券を用意するのも、旅費を減らすのには役立ちそうだ。

100万マイルの価値はどれほどのもの?
はたして50万円台後半という金額を投じて100万マイルを獲得したとして、そのマイルにどのくらいの価値があるのだろうか。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら