「元は取れる?」トルコの航空会社で「100万マイルボーナスキャンペーン」がスタート。トラベルジャーナリストが解説&プラニングしてみた
ターキッシュ エアラインズのビジネスクラスで成田からイスタンブールまでのビジネスクラスの特典航空券を発券した場合、往復で13万マイル(割引特典航空券の場合)が必要となる。
ただし、これで空席が見つからない場合は、同区間に28万マイルものマイルが必要となる。その場合、トルコまでビジネスクラスで3往復すると84万マイルも消化してしまうことになる。
なお、ターキッシュ エアラインズと同じスターアライアンスに属するANAのANAマイレージクラブのマイルで、「日本ーイスタンブール」ビジネスクラスの特典航空券発券に必要なマイル数は、レギュラーシーズンで11万5000マイル。そう考えると、この必要マイル数の多さは気になるところだ。
とはいえ、東京からイスタンブールまでターキッシュ エアラインズのビジネスクラスの航空券を購入する場合、安い時期でも往復で66万円ほどかかる。つまり、1回トルコに特典航空券で行くだけで「元が取れる」といえる。

スターアライアンスに加盟しているので、ANAをはじめ提携航空会社の特典航空券を発券したいと考える人も少なくないだろうが、ターキッシュ エアラインズのサイトでは提携航空会社の特典の空席が少ないようだ。ターキッシュ エアラインズの自社特典をメインに使っていくという発想のほうが安全だろう。
なお、キャンペーンの発表当初、100万マイルの有効期限は2027年12月31日となっていたが、現在は削除されている(7月1日現在)。加算されてから3年間有効という同社の一般的なルールが適用されることになりそうだ。
キャンペーン達成に立ちはだかる2つの壁とは
このキャンペーンにチャレンジするうえで2つの壁があると考えられる。
前述したように、今回のキャンペーンでは、事後加算が認められていない。少しでも未加算のリスクを減らすため、ターキッシュエアラインズの公式サイトかアプリ経由で予約し、マイレージの番号が搭乗券に入っていることを必ず確認してから搭乗したい。
もう一つは飛行機が遅延することにより、後続便に乗り継げないリスクである。日程にゆとりをもたせるのが一番だが、そうできない人も多いだろう。
その際参考にしたいのが1分単位で過去のフライト時刻がわかるFlightAwareやFlightradar24などのサイトだ。自分が乗る便で大幅な遅延がないかどうかあらかじめ調べておき、最近最も遅れた時刻でも乗り継げるくらいの時間を確保しておきたい。
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