「埋め立てられたのは100年前」「昭和は造船工場だった」…。若い家族が選ぶタワマンタウン・豊洲で「ららぽーと」が果たした役割

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さらに「ららぽーと」のすごいところは、上記の取り組みやテナントミックス(店舗構成)、内装は一定の似通っている部分があり、どの施設でも「ららぽーとだな」と感じる一方で、それぞれに個性がある点だ。「ららぽーと豊洲」では、その個性は主に「ドック広場」によって形作られている。

「アーバンドック ららぽーと豊洲」の個性を形作っている「ドック広場」(筆者撮影) 

タワーマンションの乱立と「アーバンドック ららぽーと豊洲」のリニューアル  

2008年3月には「アーバンドック ららぽーと豊洲」の隣接地に、三井不動産とIHIが手掛けるタワーマンション「アーバンドック パークシティ豊洲」が竣工した。

「ららぽーと豊洲1」の出入り口は「アーバンドック パークシティ豊洲」側にも設けられており、住民が行き来しやすいようになっている。 すぐ隣にこんな商業施設があったら、どんなに便利だろう。

左手「アーバンドック パークシティ豊洲」と右手「ららぽーと豊洲1」(筆者撮影) 

豊洲駅を挟んで反対側にも、タワーマンションが並んでいる。

2009年2月、三井不動産レジデンシャルや野村不動産による「ザ トヨス タワー」や、3月には住友不動産と阪急阪神不動産による「シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン」が竣工。2010年3月には、住友不動産の「シティタワーズ豊洲  ザ・シンボル」が竣工した。

「アーバンドック ららぽーと豊洲」付近から見える「シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン」(筆者撮影) 

2006年に「アーバンドック ららぽーと豊洲」がオープンしたのちに、豊洲にタワーマンションが乱立し始めたのである。

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