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ライフ #広がる新しい暮らし方 "廃居"という磁力

「意味不明すぎ」 紙やすりの壁紙に"やすられる"部屋、コンセント430個が並ぶ部屋……。アーティストが空き家・空き地を変えた大阪・北加賀屋

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コンセントを利用して棚をつける、部屋を仕切るなどができる(写真:筆者撮影)

収納を増やしたり、仕切りを作ったりと部屋の使い方を多様にするツールと考えれば役に立つのだ。実用的なのか、無駄なのか。ここでも常識はあまり役に立たない。

ややノーマル?でもやっぱり変わってる?

303号室は画家の松本尚さんの作品が壁、襖(ふすま)を彩る。紙やすり、コンセントに比べると非常にノーマルな気がするが、白い壁に慣れた人にはちょっと柄が多すぎるかもしれない。夜になると襖に描かれた女性がリアルに見えるという感想もあるそうだ。

絵で覆われていない部屋から絵のある部屋を見たところ。通路部分は押入れを抜いたもの。日常から非日常にというところだろうか(写真:筆者撮影)
襖に描かれた女性像。裏表にそれぞれ異なる像が描かれている(写真:筆者撮影)

これ以外には室内を解体し、ごく一部だけを再生していたり、室内に土間部分を作ったり、暗くして照明を楽しむ仕様になった部屋があったりとどれも普通ではない。

造園業を営むGREEN SPACEによる206号室。室内に土間、縁側があり、緑が置かれていた(写真:アートアンドクラフト提供、2016年竣工時)
NEW LIGHT POTTERYという住居や店舗の照明計画やオリジナル照明器具を手掛けるクリエイターが手がけた204号室。暗くしないと楽しめない(写真:アートアンドクラフト提供、2016年竣工時)

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【状況を面白がれる人には向いているかも】

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