「自分は純粋な被害者」職場のあちこちで"悪口吹聴する人"の衝撃的正体/「断れないんです」20代女性が”好きでもない人”と交際の理由

自分の人生は自分で選び直すことができます(写真:den-sen/PIXTA)
私は日々、心理セラピストとして多くの人の心理的問題に向き合っています。数々のクライアントと接する中で感じるのは、ほとんどすべての人が幼少期に受けた心の傷によって、その後の人生を左右されているという事実です。
幼少期に受けた傷がずっと放置され、回復しないまま大人になっているので、社会で不適応を起こしたり、生きづらさにつながっていたりするわけです――。
※本稿は『人生が180度変わる 人は「親の影響」が9割』から一部抜粋・編集したものです。
「今の問題」の背景には「親から受けた傷」がある
私は「利得」という観点から心の問題を考えています。問題というものは、実は問題を抱える人が自ら不幸を選び取っていること、自分の人生は自分で選び直せるということです。
そして選び直すにあたって重要なのが「自分に気づく」ということです。自分が親のどんな影響を受けて、今の考えに至っているのか。ここでは、その具体的な事例を見ていくことにしましょう。
Hさん(40代、女性)は「職場での人間関係がうまくいかない。転職しても同じようなことを繰り返している」という悩みを抱えていました。
前職で勤務していた中小企業では、社長の妻である取締役に気に入られ、入社後しばらくは順調に仕事をしていました。
ところが、いつからか取締役から距離を置かれるようになり、職場の同僚ともめごとを起こし、最終的には職場から去らざるを得なくなりました。
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