「自分は純粋な被害者」職場のあちこちで"悪口吹聴する人"の衝撃的正体/「断れないんです」20代女性が”好きでもない人”と交際の理由

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このように、今の問題だけを見るのではなく、まずは過去の親子関係を振り返ってみましょう。

重要なのは、過去の焼き直しをしている自分を自覚することです。最初は、過去を振り返るだけでもかまいません。丁寧に振り返ると、「親から受けた傷」が見つかるはずです。

とにかく、今の問題の原因が過去のどこからきているのかを特定することが先決です。

なぜ交際相手にとことん従ってしまうのか

もう一つ例を挙げましょう。

Iさん(20代、女性)は、職場や友人との関わりの中で、自分が主張したいことを主張できず、いつも相手の言いなりになってしまうという問題を抱えていました。

特に問題が顕著に表れるのが恋愛関係です。

Iさんはこれまで何人かの男性とお付き合いしてきたのですが、いつも男性に都合よく利用され、最終的には一方的に別れを告げられるパターンを繰り返してきました。

話をしていて驚いたのは、Iさんが「自分から男性を好きになった経験が一度もない」と語ったことです。

過去の恋愛では、男性に言い寄られるままに交際がスタートしていたというのです。

確かにIさんには清潔感があり、よく気が利くので、好かれやすいタイプであるのは間違いありません。

でも、好きでもない人と交際するなんて、私にはよく理解できない行動です。

「どうして、好きでもない人と付き合ったのですか?」

「相手が付き合ってほしいと言ったからです。好きじゃなくても、付き合ってほしいと言われたら断れないんです」

付き合ってからも、Iさんは相手の男性に対して言いたいことを言えません。

デートで食事をするときも、食べたいものや行きたいお店を主張せず、すべて男性の決断に従います。

男性は、Iさんが言いなりになっているのをいいことに、とことん彼女を利用するようになります。

「お金が足りないから貸してほしい」

「飲み会で終電がなくなったから、店まで迎えに来てほしい」

「明日友達とキャンプに行くから、キャンプ場まで送ってほしい」

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