金利上昇で貯蓄型保険が魅力に ≪積立保険、変額保険…≫7つのタイプのメリットを一挙に比較解説
このため、あまり知られていませんが貯蓄目的で終身保険に契約することも可能です。貯蓄性を高めるために、契約から一定期間の解約返戻率を低く抑えた「低解約返戻金型」というタイプもあります。
ある保険会社で10年間、約1.2万円(総額約149万円)を払い込んだ場合、15年後に解約した際の解約返戻金額は約155万円(受取率104%、40歳男性の場合の例)になります。
終身保険は自由なタイミングで解約可能
終身保険は保険期間がずっと続くため、死亡して保険金を受け取るまでは自由なタイミングで解約できます。同じ事例で解約が25年後であれば受取額は約168万円(受取率113%)、30年後であれば約174万円(同117%)と、時間が経過するにつれ高くなります。受け取る時期や目的は決まっていないが、お金を貯めて増やしておきたいというときに利用できそうです。
ただ、本来は万が一の死亡保障がメインの保険なので、短期間で解約すると解約返戻金がゼロか、あってもごくわずかです。保険の見積もり時には解約返戻金額の推移表を提示してもらえるはずですので、いつから受取率が100%以上になるのかを確認しておきましょう。
なお、すでに終身保険に加入している場合には契約時の予定利率をもとにしており、途中で解約返戻金や保険金額が増えることはありません。とはいえ、もし契約している終身保険があれば、現在の解約返戻金を確認してみましょう。貯金があまりないと思っていても、実は終身保険の解約返戻金が「埋蔵金」として見つかるケースもあります。
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