金利上昇で貯蓄型保険が魅力に ≪積立保険、変額保険…≫7つのタイプのメリットを一挙に比較解説
積立額は高くても月3万円などの上限があり高額は充てられませんが、子どもの進学や住宅購入といったライフイベントに向けて、お金を貯めながら増やすためにも使えそうです。
10年満期ですので長期のものに比べてライフプランに合わせた契約もしやすいでしょうし、かりに満期より早く引き出す必要に迫られても元本割れしない安心感もあります。
販売中止を経て復活の兆しも?
実は、貯蓄型の生命保険は上述の積立保険以外にもいくつもあります。このうち伝統的なのが明治時代から販売されている養老保険です。保険期間中に死亡した場合には死亡保険金、無事に満期を迎えた場合には同額の満期保険金を受け取れます。
ゼロ金利の時代には満期保険金はほとんど元本割れ状態だったため存在感が薄れ、販売中止されたものもありましたが、金利上昇に伴い再開の動きも出てきています。
保険料を毎月払い込むタイプでは満期保険金の受取率が100%を下回る(元本割れする)ケースが多いですが、保険料を一括払いする一時払いタイプでは受取率が100%を超えるものもあります。
ある保険会社で一時払い保険料100万円、10年満期の養老保険に加入した場合には、満期保険金額は約111万円(受取率111%)になります(40歳男性の場合の例)。 1年あたりの利回りに換算すると約1%なので、利益は現在の預金金利を上回りそうです。
お金を増やす効果を期待できるのはおもに一時払いに限られるため、退職金などまとまった資金を活用したい場合に向いています。
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