「ベッキーの“ゲス不倫”と似ているようで違う」永野芽郁&田中圭、CMの続々削除や大河降板も、「俳優活動の完全終了はない」と言えるワケ

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今回の不倫疑惑によるCM継続有無の判断が難しかったのは、下記の2点による。

1.不倫という行為の問題の深刻度
2.当事者も、当事者の所属事務所も不倫行為を否定している

刑法に触れるような犯罪行為や、被害者がいるような事案であれば、契約解除となるのが既定路線だ。しかし、不倫の場合は判断が難しい。配偶者が被害者とも言えるが、あくまでもプライベートな事案であり、第三者が介入するのは適切なのか――という意見もある。

お笑いタレントのおぎやはぎや粗品さん、ミュージシャン・俳優のGACKTさん、編集者の箕輪厚介さんなどは、永野さんと田中さんを擁護したり、行きすぎた報道を批判したりしている。

さらに、今回の事案は依然として疑惑レベルにとどまっている。週刊誌で報道された永野さんと田中さんの間のLINEのやり取りもスクリーンショットなどはなく、テキストの起こしのみだ。ベッキーさんと川谷さんのときにはスクショが掲載されたが、それに比べると決定的な証拠に欠けている。

だからこそ、CMを削除した企業も、削除理由の説明を避けたり、曖昧な説明にとどめたりしているのだろう。

違約金が発生するのかは微妙

ベッキーさんのケースでは、流出したLINEのやり取りが公開されて一気にCM撤退ドミノが起きた。それは、教育事業を行うナガセや、NKSJひまわり生命(現SOMPOひまわり生命)のような不祥事に厳しい企業がベッキーさんを起用していたことも大きい。

一方で、世の中の不倫に対する風当たりは強い。スポンサー企業も、イメージアップのためにタレントを起用している。たとえ私生活のトラブルであったとしても、イメージダウンにつながる行為を行ったタレントの広告を取り下げることはやむをえないことだ。

永野さんには多額の違約金が発生するのではないか――という報道もあるが、現時点では契約が打ち切られたという報道はないので、違約金が発生するかどうかは定かではない。

芸能事務所とスポンサー企業は持ちつ持たれつの関係でもあるので、スポンサー企業が契約を打ち切っても、額面通りの違約金を請求するとも限らない。

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