ただ、いまでは市役所も新鎌ケ谷駅のほうが近いし、お客の数も1日平均乗降人員が2万人ちょっと。いくらか“新”のほうに水をあけられて脇役になった感が否めない。
東武船橋駅長として鎌ケ谷―船橋間を預かる須藤典之・東武船橋駅管区長は言う。
「鎌ケ谷駅から歩くと少し遠いですが、北海道日本ハムファイターズの二軍の施設がありまして、駅前からバスが出ています。土日など二軍戦がありますと、結構ファンの方がご利用になっていますよ。駅メロディも日本ハムの球団歌『ファイターズ讃歌』なんです」

鎌ケ谷駅にとっては西口が開業以来の“正面出入り口”(撮影:鼠入昌史)
ファイターズファンの聖地
さすがのプロ野球、どこの球団にも二軍の球場に足繁く通うファンというのはいるもので、北海道に本拠地を置くファイターズとて例外ではない。
筆者も取材で訪れたことがあるが、遠く離れた二軍の本拠地・鎌ケ谷でも熱心なファンが声を張り上げて若い選手に声援を送っていた。ちなみに須藤管区長によると、“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹が入団した当初はちょっとしたフィーバーだったとか。

東武船橋駅管区長・駅長の須藤典之さん(撮影:鼠入昌史)
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