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「報道番組は大きく取り上げず」「世間はいまだ犯罪者扱い」今から起死回生は難しくても、《中居正広の反論》には“意味がある”ワケ

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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12日に第三者委員会に対する申し立てが報じられた夜、この話題が「news zero」(日本テレビ系)、「news23」(TBS系)、「Live News α」(フジテレビ系)でピックアップされましたが、その扱いはキャスターの読み上げによるストレートニュースのみでした。

さらに翌朝、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)、「サン!シャイン」(フジテレビ系)でも同様にストレートニュースのみ。

なかでも中居氏との関係性が深い「news zero」のキャスター・櫻井翔さんと、「サン!シャイン」のコメンテーター・鈴木おさむさんですらコメントを求められなかったのです。

殺伐とした社会を避けるために

各番組がストレートニュースのみにとどめた理由は、決して忖度などではなく、「現時点では部外者が立ち入ることの難しい問題だから」ではないでしょうか。

今回の申し立ては前述したように、「起死回生にはなりづらいけど、それでも言っておきたいことがある」という中居氏の思いによるもので、それ以上でも以下でもないという感があります。

だからこそ私たちに求められるのは、「しばらくは冷静に状況を見守る」「今はさまざまな可能性を否定せず、誰かの批判もしない」「あおるような記事やコメントに流されない」というスタンス。

現在もネット上には、中居氏を悪質極まりない性犯罪者とみなすような声があがり、相手女性への冷ややかな目線や誹謗中傷がやまず、フジテレビをこき下ろすようなコメントも少なくありません。

そこに第三者委員会への批判が加わったら、私たちの社会はますます殺伐とする一方であり、ポジティブな学びや気づきなどは期待できないでしょう。

何より世間による「叩きすぎ」は、個人の命を危うくさせ、組織を破壊するなど、取り返しのつかない事態につながりかねないもの。少なくとも、「しばらくは静観しておく」くらいの鷹揚さを持つほうが、現在の生きづらいムードがいくらか和らぐのではないでしょうか。

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