「報道番組は大きく取り上げず」「世間はいまだ犯罪者扱い」今から起死回生は難しくても、《中居正広の反論》には“意味がある”ワケ

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今回の申し立てに関しては、第三者委員会との真っ向対決を求めたいのではなく、ましてや相手女性を貶めたいのでもなく、「目指すは最低限の名誉回復」という姿勢に見えるのです。

報道を受けてネット上には、「そんなに言いたいことがあるなら代理人を通してではなく、自分の口から説明すべき」「相手女性から守秘義務を解除されているのだから言えることもあるのでは」などのコメントがあがっていました。

しかし、今なお中居氏の対応からは「記者会見は開きたくない」というニュアンスがうかがえますし、この点は今後、名誉を回復しづらい理由の1つになっていくのかもしれません。

第三者委員会に寄せられる「疑問の声」

では、私たちは一連の騒動をどのように受け止めればいいのか。今回の報道を受けてネット上には、第三者委員会に疑問を呈する下記のような声が目につきます。

「2カ月程度の期間では双方へのヒアリングが十分にできず、週刊誌報道に沿うように『こうだろう』という結論ありきの調査しかできなかったのでは」

「第三者委員会は中居氏を悪として叩くことで称賛されただけで、それが中立公平なのかは別の話」

「第三者委員会設置の目的はフジテレビに関する調査であり、中居氏個人の性加害認定ではなかったはず」

「『性暴力』というフレーズを無配慮に使い、解釈の広さなどに関する説明がなかった」

なかには「第三者委員会は相手女性側の人間で固められていた」などの陰謀説を唱える人すらいたのです。

その多くは一理こそあるものの、「だから調査報告書は不適切」などと批判すればいいというわけではないでしょう。現時点では中居氏側の一方的な主張である可能性も否定できないうえに、今回は部外者の批判で変えられる可能性は低そうなど、現時点で私たちにできることは少ないのかもしれません。

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