「どういう印象で見られているかは、分からない。でも…」永野芽郁が取材で語った《俳優としての今後》と進化の覚悟

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(撮影:長田慶)

(※本編は後編です。このインタビューは3月に実施しました)

『ママはテンパリスト』『海月姫』『東京タラレバ娘』など、数々のヒット作を生み出してきた漫画家・東村アキコ。その彼女が「泣きながら描いた」と語る自伝的コミック『かくかくしかじか』が、ついに映画化された。

描かれるのは、漫画家を目指すぐうたら高校生・明子と、スパルタ絵画教師・日高先生との9年間の関係。恩師との出会い、すれ違い、そして別れ――。
それは、夢を追う痛みと愛情に満ちた、“描けなかった記憶”の再生でもある。

原作に深く心を寄せた東村は、映画の脚本を自ら手がけた。主演は永野芽郁、恩師役には大泉洋。東村が「この人たちにしか託せない」と語ったほどの信頼がにじむキャスティングだ。

主演の永野に撮影を振り返ってもらった。

前編:『永野芽郁「終わらないものはない」と考える強さ』

「自分の過去を、誰かに演じられたら」

かくかくしかじか
2025年5月16日(金)公開 ©東村アキコ/集英社 ©2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会
©東村アキコ/集英社 ©2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会

永野が最初に感じたのは、実在の人物を演じることへの“ざらりとした不安”だった。

「もし自分の過去を誰かに演じられたら?って考えると、きっと複雑だと思ったんです。

だから、先生の人生を“壊してしまうかもしれない”っていう怖さは、ずっと心のどこかにありました」

【写真13枚】透明感あふれる永野芽郁の撮りおろしはこちら。映画のワンシーンもお届け
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